当局関係者によると、観光客のグループはロシア各地から訪れた7人とガイド2人の計9人からなっているという。このうち5人が4150メートル地点から滑落して死亡し、ガイド1人も骨折したとみられる。
救難チームがヘリコプターで現地に向かっているが、高山の環境への順応のため標高3300メートル地点で一夜を過ごし、現地時間4日午前6時ごろから生存者の救出に向かうとしている。
また、この事故で地元検察当局は、過失致死の疑いもあるとみて刑事事件としても捜査を進めるとしている。
クリュチェフスカヤ火山はカムチャッカ半島東部に位置する標高約4850メートルの活火山。夏季はロシア各地から多くの観光客が登山に訪れることで知られている。