ブルームバーグによると、ナイト氏はプーチン大統領の決定を「経済戦争」を解き放つ試みと見なした。
同氏は「我々は国としてパニックに陥っている。欧州も。これは驚くべきことではない」と語った。またナイト氏は、燃料輸入の問題で、「非友好国」を含むさまざまな国への依存を生み出した政府の過ちを指摘した。同氏は「我々は長い間、間違ったエネルギー政策をとっていた」と述べ、この状況を「不快なショック」と呼んだ。
ロシア国営ガス大手「ガスプロム」は2日、ロシアと欧州を結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム1」について、完全に操業を停止すると発表した。
これより前、インターコンチネンタル取引所(ICE)で22日、天然ガスの価格が半年ぶりに1000立方メートルあたり3000ドル(約41万円)を超えた。
ロシア産燃料の輸入に関する不確実性は、価格に圧力をかけている。ロシアの「ガス プロム」は6月中旬以降、「ノード ・ストリーム」を通じた供給を削減した。ガスプロムはその理由に ついて、まず、カナダで修理中だったタービンが返却されていないためだとし、ター ビンが欧州へ送られた後は、タービンを受け取ることができないと発表した。
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