フィナンシャル・タイムズ紙によると、ロンドンでの高級住宅建設コストの上昇と、ウクライナでの特別軍事作戦に対する制裁によるロシアの裕福なバイヤーの流出により、ロンドンの高級住宅用不動産市場は下落した。同紙が引用したサヴィルズ不動産代理店によると、高級住宅の平均価格は現在、2014年のピーク値を17.6%下回っている。
ここ数年、状況は悪化している。同紙の情報源の1人は「それは長いプロセスであり、ひどい経験だった。ブレグジット、感染拡大、今は軍事作戦。建設コストの上昇により、市場は現在非常に逼迫している」と語った。情報源によると、ロンドンの不動産市場は現在緊張状態にある。
裕福な外国人がロンドンの高級不動産市場の主なバイヤーであり、パンデミックの間でさえ、市場に出回っている外国人の数は少なくなった。軍事作戦の開始後、ロシア人のバイヤーは姿を消したという。不動産会社「Aylesford International」のアンドリュー・レングトン会長は、ロンドンでのロシア人バイヤーの流出に加えて、中国やアラブ諸国からのバイヤーも不足していると指摘した。
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