先にドイツ政府は法改正を行い、9月末までに85%、10月末までに95%のガス貯蔵率達成を義務化していた。GIEのデータによると、3日夕方時点でドイツではガス貯蔵率が85.02%に達していた。
ドイツ連邦通信局によると、ドイツは数か月前と比べ、ロシアからの供給停止に対し数倍のレベルで対応する用意ができているという。そしてロシアからのガス供給が途絶える中でもガスの貯蔵は続いているという。
ドイツは別ルートを通して供給を拡大しているほか、LNG(液化天然ガス)を輸入する上での新たな設備も開発が進んでいる。
先にロシアの政府系エネルギー企業「ガスプロム」は3日の予定で「ノルドストリーム」の稼働を停止していたものの、タービンにオイル漏れの故障が見つかったことによりその後の供給も停止すると発表していた。ドイツのシーメンス・エナジー社はリアノーボスチ通信の取材に対し、パイプラインの稼働停止は技術的な理由ではないと指摘していた。
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