EU、ガザ地区での死刑執行を非難

4日にパレスチナ自治区のガザ地区で死刑の執行が行われたことについて、EU(欧州連合)のヨルダン川西岸地区およびガザ地区担当特使の責任者であるスヴェン・クーン・フォン・ブルグスドーフ氏は、記者団に対し、これを非難する立場を明らかにした。
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これより前、パレスチナ自治区の内務省は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが4日、イスラエルとの協力や殺人の罪で死刑判決を受けていた5人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領の承認を受けずに行われたとのこと。
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ブルグスドーフ氏は、「EU特使団は、ガザ地区で行われた5件の死刑執行について非常に懸念している。死刑執行は2016年以来のことである。ハマスは国際法で定められたパレスチナの義務およびパレスチナ自治政府が宣言した死刑凍結を遂行すべきである」と言明した。
その上でブルグスドーフ氏は、死刑は「いかなる状況においても」正当化されるものではないと強調した。
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