この恐竜は、「ムビレサウルス・ラーティ(Mbiresaurus raathi)」と命名された。約2億3000万年前に生息していたとみられている。この恐竜の体高は1メートルで、長い首と鋭い歯を持ち、2足歩行で移動していた。研究者らによると、この恐竜が竜脚類に属するという。
さらに研究者らは、この新種の恐竜が、ブラジルやアルゼンチンで発見された同時代の恐竜と非常によく似ていると指摘している。これは、南米とアフリカが地続きの大陸の一部、つまりパンゲア大陸(現在の大陸は元々一つの巨大な大陸だったという考え)であったという説を裏付けるものになっているという。
米イェール大学のクリストファー・グリフィン氏は、今後の研究で、ジンバブエが南米の国々と同じ緯度にあった頃の恐竜の進化や移動についてさらに明らかになるだろうと指摘している。
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