ノバク氏は、「今、すべての問題はそちらにある。修理契約のすべての条件に違反し、機材の輸送の条件にも違反しているのだから」と述べている。
同氏によると、カナダとEUが問題の機器に対して制裁を課しており、この機器を実際に稼働させるためには、契約内容に沿った行動を取る必要があるという。
これよりも前、ドイツのオラフ・ショルツ首相は、ロシアが自らの義務に反しているとして、もはやロシアをエネルギー供給において信頼できるパートナーだとはみていないとの考えを示した。
先にロシアの政府系エネルギー企業「ガスプロム」は、点検のためノルドストリームの稼働を3日まで一時停止するとしていたが、タービンにオイル漏れの故障が見つかったことによりその後の供給も停止すると発表していた。一方、ドイツのシーメンス・エナジー社はリアノーボスチ通信の取材に対し、パイプラインの稼働停止は技術的な理由ではないと指摘していた。
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