共同通信などによると、ニューヨーク外国為替市場ではこの日、一時1ドル=143円台まで急落。ロンドン市場でも前日終値の1ドル=140円60銭から142円14銭(日本時間午後9時34分現在)まで下落した。
同日、東京外国為替市場でも円相場は1ドル=140円90銭まで値下がりしていた。
止まらない円相場の背景には、日米の中央銀行の金融政策の違いにある。米国の中央銀行にあたる連邦準備制度(FRB)が金利を上昇させているのに対し、日本銀行は低金利政策を続けて、日米の間で金利差が広がっている。FRBの金利が上昇すると国債の利回りが上昇し、その結果、投資家にとってドルの魅力が高まり、円を売りドルを買う動きが広まっているとみられる。
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