軍事司法に対する女性の信頼を損なう 米軍の性暴力が過去最多

2021年に米軍で性的暴行を受けた女性兵士の数は過去最多となり、兵役中に何らかの形で望まない性的接触を受けたという訴えが2020年と比較して約13%増加したことが、米国防総省が公表した報告書で明らかになった。独週刊誌「デア・シュピーゲル」が伝えている。
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その報告書によると、2021年に米軍の女性兵士の少なくとも8.4%が任務中に何らかの形で望まない性的接触を経験したという。一方、男性兵士からの訴えは1.5%と2倍に増えた。この数値は、女性では2006年以降で最も高く、男性では2番目に高い。米国防総省でモラルや心理面をケアする部門のエリザベス・フォスター部長は、「この数字は嘆かわしいものであり、非常に残念なものだ。こういった犯罪が3万5000人を超える軍人の人生とキャリアを取り返しのつかないものにしたことを考えると、ぞっとする。また、個々の事件が部隊の結束や信頼に影響を与え、重要な任務から遠のくことになる」と、同誌で語っている。
2022年初頭、ジョー・バイデン米大統領は、セクシャルハラスメントを刑事犯罪とするべく統一軍事司法法典を改正する大統領令に署名した。しかし、専門家らは、軍の司法制度に対する性的暴行被害者の不信感を考慮すると、この改革は十分ではないと指摘している。こういった事件の後で米軍で尊厳と敬意を持って扱われていると感じている女性兵士は2021年では39%だったが、2018年はこれよりも高い66%だった。また、苦情を申し立てた後、米軍の司法制度によってプライバシーを守られていると感じたのは34%(2021年)だが、これも2018年では63%だった。
これよりも前、スプートニクは、自衛隊の女性自衛官からセクシャルハラスメントに関する訴えが増加していると報じた。
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