米「ブラック・ライブズ・マター」運動の活動家、寄付金14億円超を不正利用か

米国で黒人差別の廃止を訴える「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動基金の代表者が、寄付金1000万ドル(約14億3000万円)以上を私的流用したとして起訴された。米CNNが伝えている。
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CNNによると、この訴訟はBLM基金とその代表を務めるシャロミヤ・バウアーズ氏らを相手取って起こされたもので、1000万ドル以上の寄付金を私的な「買い物」に使った疑いがかけられている。
一方でバウアーズ氏自身はこうした疑いを「有害で、分裂を生じさせるような、嘘にまみれたものだ」として否定しているという。
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4月にはBLM運動の指導者たちが、600万ドル(約8億5000万円)の寄付金を使いカリフォルニア州に住居を購入していたことが報じられていた。同州検察当局は寄付金の使途を60日以内に開示するよう基金側に求めており、場合によっては個人の刑事責任を追及するとしている。
この基金をめぐっては2021年にも320万ドル(約4億5000万円)の寄付金を流用して不動産を購入したとして、パトリッセ・カラーズ執行役員(当時)が辞任していた。
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