中国の税関当局が7日に発表した統計によると、2022年8月までのロシア・中国の貿易総額は前年と比べ31.4パーセント増の約1172億ドル(約17兆円)となった。中国の対露輸出は前年同期比で8.5パーセント増の約440億ドル(約6.3兆円)、ロシアの対中輸出は前年比で50.7パーセント増の約729億ドル(約10.5兆円)となっている。
8月の中国の対露輸出も前月比26.7パーセント増の約80億ドル(約1.15兆円)と2カ月連続で増加。今年の露中の2国間貿易は、過去最高を記録した2021年の約1460億ドル(約21兆円)を超える勢いで伸びている。
一方、ロシアのプーチン大統領は7日、ウズベキスタンで15、16日に予定されているSCOサミットで中国の習近平国家主席と会談すると明らかにした。両者の対面での首脳会談は今年2月以来。習主席はこれまでにロシアとの年間の2国間貿易額を2500億ドル(約36兆円)にまで拡大させることを目標にしており、協力関係の強化に動いている。
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