ウクライナ軍の軍服を着た数人がソルビ記者を接触ラインまで連れていくと約束し、戦闘ゾーン近くまで来た時点で、ソルビ氏にはこの先、進むべき方角を示しておきな がら、その道に地雷が敷設されていることは警告しなかった。ソルビ氏を載せた車両はウクライナ人らに言われた通りの道を進んで地雷を踏み、爆発。運転手は即死。ソ ルビ氏は重傷を負った。
ロシア人軍人らは、民間人用の乗用車が地雷で爆破されたのを目撃したため、急ぎ、車両からソルビ記者を救い出し、医療機関へと搬送した。現在、ソルビ記者の容態は安定している。
ロシア国防省はこの事態を受け、次のような声明を表した。
「ウクライナ特務機関のこの煽動の目的は、マティア・ソルビ記者がロシア軍の防衛の砲火に当たるか、乗車したタクシーが地雷に当たるかして死亡するまで待ち、記者がロシアに殺されたとして非難し、西側のマスコミに大きな反響を呼ぶことだった」
イタリア外務省は自国民のソルビ記者の容態が安定しているとの朗報を受け、現在、記者の本国帰還のための作業に取り組んでいる。
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