研究者らは1990年代初頭から日本国内のさまざまな地域で暮らす約9万5000人を対象に追跡調査を行った。これらの被験者の年齢は40〜69歳で、野菜や果物の摂取量に準じて5つのグループに分けられた。
これまでに被験者9万5000人のうち2万4000人が亡くなっている。研究者が今回調査を行ったところ、食生活と死亡リスクに関連性があることが分かった。果物の摂取量が最も多いグループとその次に多いグループは、摂取量が最も少なかったグループに比べて死亡リスクが8〜9%低く、野菜をより多く食べているグループの死亡リスクは7〜8%低いことが判明した。
研究者はこの調査を行うにあたり、健康状態、習慣、遺伝性疾患などの影響をできるだけ排除した。
研究者らはこの調査結果を受け、1日に少なくとも野菜を300グラム、果物を140グラム摂取することが望ましいと指摘している。
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