日本の海上保安庁 サハリンで観光船沈没事故の3人の遺体を引き取る

日本の海上保安庁は9日、南クリル諸島沖とサハリン沖で発見された観光船「KAZU1(カズワン)」の沈没事故で亡くなった日本人3人の遺体をロシア側から引き取った。日本の松野博一内閣官房長官が、定例記者会見で明らかにした。
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「本日朝、海上保安庁の巡視船がサハリン島のコルサコフ港に入港し、クナシル島(国後島)で発見された2体のご遺体と、サハリン島で発見された1体のご遺体についてロシア側からの引き渡しを受けた。巡視船はすでにコルサコフ港を出港し、明朝に小樽に帰港する予定。政府としては、できるだけ早くご遺体をご家族の元へお返しできるよう、ロシア側との調整に全力を挙げてきた。これまでのロシア側とのやりとりにおいて、日露関係の悪化が何かしらの障害になっているとは考えておらず、ロシア側とは適時、適切にやりとりを行ってきたと考えている」

日本の海上保安庁の巡視船「つがる」は8日、4月に北海道知床沖で発生した観光船沈没事故で、ロシア側で発見された日本人3人の遺体を引き取るため、小樽港を出港した。
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