知床観光船沈没事故 3人の遺体を乗せた船が小樽港に到着

4月に北海道知床半島の沖合で発生した観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没した事故で死亡し、クリル諸島南部(日本側の定義では「北方領土」)とサハリン沖で発見された日本人3人の遺体を乗せた海上保安庁の船が10日、小樽港に到着した。共同通信などが報じた。
この記事をSputnikで読む
観光船「KAZU1」の沈没事故は4月23日に発生。乗客・乗員15人が死亡し、現在も11人が行方不明となっている。
5月、南クリル諸島のクナシル島(日本側の定義では「国後島」)で不明者とみられる男女それぞれ1人の遺体が、6月にはサハリン島南部で日本人とみられる遺体が発見された。ロシア当局がDNA鑑定を実施したところ、行方不明になっている日本人乗客のDNA資料と一致。日本とロシアは3人の遺体を引き渡すことで合意した。
日本漁船と衝突のロシア船アムール号の副船長の初公判が始まる
今月8日、日本の海上保安庁の巡視船が、遺体の引き取りに向けサハリンのコルサコフ港へ出港。9日に遺体を引き取った
NHKの報道によると、3人の棺は10日午前8時に小樽港に到着した。
海上保安庁は、北海道警察の協力で遺体のDNA型鑑定を改めて実施し、身元が確認でき次第、遺族に引き渡す方針。
関連ニュース
南クリル訪問簡素化に関する日本との協定停止 墓参は対象外=露外務省
日米韓は露マガダン産のカニ購入を拒否し、他者から高額購入=マガダン知事
コメント