「梨花はこれまでと同様にけがと闘っています。右くるぶしの骨折は単純なケースではなく、1年以上苦しんでいますから。よくなったり、悪くなったりです。お金も稼がなくてはなりませんから、ジャンプなしでショーには出続けていますが、足には常に負担がかかっています」
インタビューでオーサー氏はこのように語り、紀平選手のけがの状態を案じている。また、紀平選手は日本国内の大会に参加するため、カナダ・トロントのオーサー氏のもとへ戻るのは10月ごろの予定で、練習が間に合うか分からないとも述べている。
一方、「梨花が非常に才能あるスポーツ選手であることを忘れてはいけない」とも指摘している。春に練習した際は紀平選手にスピードが戻り、ダブルアクセルやトリプルサルコウを問題なく跳んだことを思い出しながら、「梨花がまた飛べるよう、いいフォームに持っていってあげなくてはならない」と述べている。
「梨花の態勢を整えられるように願っています。梨花は驚くほどのスケートをみせてくれますから。ただ、健康(けが)だけはなんとかしなくてはなりません」
毎日新聞によると、日本スケート連盟は9日、全日本選手権へつながる地区大会の出場予定選手を発表し、今月23~25日に開催される中部選手権に紀平選手が出場すると明らかにしていた。
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