ジャン=ピエール報道官は定例記者会見のなかで、今月中旬に予定されている露中首脳会談についてコメントを求められた際、次のように回答した。
「ロシアがウクライナでアグレッシブな戦争をしている時にでさえ、中国とロシアが関係を深めていることについて、我々は危惧していると明確に表明した。だが、私は彼らの会談(露中首脳会談)について口出ししない。会談について何か言えるのは彼ら自身だ」
ウクライナ情勢をめぐる対露制裁の影響でロシアと欧米との貿易が減少するなか、今年のロシアの対中輸出は1.5倍に増加している。9月15、16日にウズベキスタンで開かれる上海協力機構(SCO)サミットではウラジーミル・プーチン大統領と習近平国家主席の首脳会談が予定されており、政治・経済ともに露中の蜜月ぶりをうかがわせている。
関連ニュース