日米防衛相会談、極超音速兵器への対策で協力強化を確認

米ワシントンを訪問中の浜田防衛相は14日、オースティン国防長官と会談した。浜田防衛相は、年末に改定する国家安全保障戦略などに向け、「反撃能力」を含めたあらゆる選択肢を検討すると伝えたほか、両氏は極超音速ミサイルを迎撃する技術について、日米で共同研究の検討を開始することで一致した。
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会談で両氏は、8月上旬にナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問した後、中国による弾道ミサイルの発射を強く非難した。
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「インド太平洋地域における力による一方的な現状変更を許容しない」として、日米での連携強化を確認した。その上で浜田防衛相は、年末にとりまとめる国家安全保障戦略の改定などに向け、「反撃能力」を含めたあらゆる選択肢を検討し、日本の防衛力を抜本的に強化すると伝えた。また会談で両氏は極超音速ミサイルを迎撃する技術について、日米で共同研究の検討を開始することで一致した。
さらに両氏は、核の拡大抑止の協議を閣僚レベルでも行っていくことや、情報収集能力を強化するため、米空軍の無人機が取得した情報を日米共同で分析することでも合意した。
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