アルジェリア、約束したガス量の2割のみをイタリアに供給=ラ・レプッブリカ紙

アルジェリアは、約束の追加のガス量の20%のみを11月にイタリアに供給できる。イタリアのラ・レプッブリカ紙が報じた。
この記事をSputnikで読む
同紙によると、イタリアは約束の10億立方メートルの代わりに約2億立方メートルのガスを受け取る。
以前、アルジェリアからイタリアへの1年間のガス供給の平均量は200億から220億立方メートルの範囲であった。
これより前、同紙はイタリアが2023年までに自国の天然ガスの生産量を2倍にし、年間70~80億立方メートルに増加するつもりであると伝えていた。イタリア国内での生産量の増加により、イタリアは年間必要燃料量の5%を賄うことができるとという。
燃料が足りないのは対露制裁のせい=プーチン大統領、独首相と電話会談
ウクライナ情勢をめぐる対露制裁を背景に、欧州連合(EU)諸国は深刻なエネルギー危機に陥っている。これまでにEUは、2022年8月1日から2023年3月31日までガス需要を過去5年間の平均使用量と比べて15%削減することで合意していた。一方、欧州では、海底天然ガスパイプライン「ノードストリーム」を経由するロシア産LNGの供給が大幅に減少したことで厳しい状況が続いている。
先に、イタリアのダニエレ・フランコ経済財務相は、同国が2022 年にエネルギー輸入に600億ユーロ多く支出する可能性があり、これは GDPの3%に相当すると語っていた。
関連ニュース
ガス料金高騰でついにトイレットペーパー製造業者が倒産=ドイツ
EUの景気後退、米国のインフレ対処を助ける可能性=ワシントンポスト
コメント