日本 8月の消費者物価指数2.8% 消費増税を除けば約31年ぶりの上昇率

日本の総務省が20日に発表した8月の消費者物価指数は、前年同月比で2.8%上昇した。2014年10月以来の7年10か月ぶり、消費増税の影響を除けば1991年9月以来、30年11か月ぶりの水準となった。日本の各メディアが報じている。
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NHKの指摘によると、電気・ガス料金や食料品などの値上がりが主な要因で、日本政府や日銀が目標とする2%を上回るのは5か月連続となった。
総務省が発表した資料によると、エネルギー関連は16.9%上昇。発電所の燃料費高騰を受けて電気代は21.5%と7月の19.6%を上回った。都市ガスについては26.4%と、1981年3月(38.4%)以来、41年5か月ぶりの上昇率となった。
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食料品は4.7%と7月の4.4%を上回った。食用油は39.3%、食パンは15.0%上昇。生鮮魚介類の中ではさけが28.0%上昇。これについて日本経済新聞は、ウクライナ情勢を受け輸送ルートの変更を余儀なくされていることが原因だとしている。
日本政府は今月上旬、物価高騰の対策として、所得が少なく、住民税が非課税となっている世帯に対して、1世帯当たり5万円の給付金を給付すると発表した。約1600万世帯に約9千億円を投じるとしている。
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