エネルギー危機の欧州人、トルコのホテルで越冬の傾向

自国でエネルギー危機に直面する多くの欧州人は、トルコで越冬することを思いついた。トルコの「A Haber」テレビによると、2022年11月だけで欧州人によるトルコのホテル予約数は昨年比の1.5倍となったことがわかった。ニュースサイト「AsumeTech」が伝えた。
この記事をSputnikで読む
ウクライナでの特別軍事作戦開始を受け、西側はロシアに対する制裁圧力を強めた。これにより、プーチン大統領がかねてから警告していたように、欧米諸国の電力価格、燃料価格、食料価格の高騰は避けらない状態となった。結果として対ロシア制裁は世界経済全体に深刻な打撃を与えた、と上記テレビは伝えている。
米下院議員、「欧州のような」カタストロフィに備えるよう呼びかける
A Haberテレビによると、請求額が10倍以上に膨れ上がり「ガス危機」により「シャワーは誰かと共同で浴びる」よう呼びかけられている欧州人は、人間らしい環境で越冬するためトルコのホテルに避難するようだ。11月の予約数は例年の5割増しになっているという。
ニュースサイト「АsumeTech」によると、トルコ観光業界は、欧州人の流入増加に喜びを隠しきれない。トルコの保養地域の就業率は上がり続けているのだから。失業率の低下とともにトルコ国民の生活の豊かさは上向きだ。
スプートニク通信はこれより前、日本政府が2022年から2023年の冬季に節電特別体制の導入を検討していることを伝えた。
関連記事
米国は、欧州市場の喪失につながるエネルギー戦争を開始した=米上院議員
EUはこれ以上の追加の対露制裁を考えていない ポリティコ
コメント