日本 種子島宇宙センターで外壁の一部剝がれる 台風の影響か

日本の鹿児島県・種子島にある「種子島宇宙センター」で19日、ロケットを組み立てる建物の外壁の一部が剝がれているのが見つかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、台風の影響とみて詳しい状況を調べている。
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鹿児島ニュースKTS がJAXAを引用して報じたところによると、種子島宇宙センターで19日、職員が台風の被害を確認していたところ、ロケットを組み立てる高さ81メートルの建物の外壁の一部が剥がれているのを発見した。
NHKは、20日正午ごろにNHKのヘリコプターが種子島宇宙センターを撮影した映像では、ロケットを組み立てる建物の外壁の一部が幅約2メートル、高さ約40メートルにわたって剥がれ周りに散らばっており、近くの小さな建物も倒れているのが確認されたと報じた。
建物の中には開発中の新型ロケット「H3」の初号機と、H2Aロケット47号機が格納されていた。JAXAはロケットへの影響などについても調べているという。
種子島は18日朝から大型で非常に強い台風14号の暴風域に入り、18日午後3時ごろには最大瞬間風速42.8メートルを記録していた。
日本では台風14号(ナンマドル)の影響で2人が死亡、1人が行方不明となっており、けが人は120人以上に上っている。台風14号は大雨をもたらし、交通機関は麻痺し、各地で停電が発生した。
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