これまでにロシアサッカー連合(RFS)は、ペトラコフ監督がロシア人選手の国際大会への参加禁止を求めたほか、ウクライナ軍に入って戦うとする意志を示したなどとして、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)に対し、処罰を求めていた。
アンドレイ・パベルコ会長によると、ロシア側が求めていたペトラコフ監督の資格停止処分は受けなかったものの、警告と「大きくない」罰金の支払いをUEFA側から命じられたという。
一方で、UEFAは欧州各国の代表チームによって争われる大会「UEFAユーロ2024」の抽選会へロシアを参加させない方針を決めた。FIFAとUEFAはウクライナ情勢を背景にロシアの国際大会への参加を「追って通知するまで」禁止するとしており、事実上の無期限参加停止となっている。
RFS側は国際大会への参加を禁じられたのは不当だとして、FIFAとUEFAを相手取り、出場禁止の解除を訴える訴訟をスポーツ仲裁裁判所(スイス・ローザンヌ)で起こしたが、7月に棄却されていた。
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