ゼレンスキー大統領は演説冒頭、ロシアを批判した。大統領はザポリージャ(ザポロジエ)原子力発電所に対する攻撃の責任をロシア側に転嫁したほか、防衛に向けた支援を呼びかけた。その中で西側に対し、装備、弾薬に加え、「領土解放のために十分な射程距離を持つ攻撃兵器」も供与するよう呼びかけた。その他、対空防衛システムや財政支援を要請した。
その際ゼレンスキー大統領は平和条約締結に向け、5つの前提条件を国際社会に突きつけた
1.
対露制裁発動、ロシア代表団の権利はく奪、国連安保理における拒否権のはく奪、一般のロシア人に対するビザ発給禁止措置2.
軍事支援、財政支援、諜報データの提供3.
ウクライナ領の回復4.
安全の保障5.
ウクライナ支援に対する各国の貢献ロシア側はNATO(北大西洋条約機構)加盟国に対し、ウクライナへの兵器供与に抗議する声明を送付していた。
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