米国は、世界中の敵対国に圧力をかけるために制裁措置にますます依存するようになってから20年が経過した。そのため同省は、制裁があるべき形で機能していることを確認するための人物、つまり「制裁の達人」を雇用することとなった。
そういったスペシャリストは入省後、制裁が財政・金融政策、為替レートなどに与える影響を評価するという。また、「制裁案が企業や産業に及ぼす潜在的な『副作用』について分析し、その分析を提供する」ことも仕事の1つだという。
また、その「達人」は、大きな経済的ショックを回避できるよう米政府にアドバイスを行う必要がある。
この仕事の年俸15万ドル(約2140万円)だが、仕事への適性を確認するための「セキュリティ・クリアランス」の資格や審査が求められる。また、採用が認められた者は、新設された経済分析グループの責任者を務めることになる。
関連ニュース