日本の防衛費増大でも近隣諸国は憂慮の必要ない 岸田首相

22日、岸田首相はニューヨークでの記者会見で、日本が防衛費の拡大を意図しても、近隣諸国は憂慮の必要はないと発言した。
この記事をSputnikで読む
岸田首相は、戦後77年間、平和国家として歩んできた日本の道を見てきた人たちには、そんな不安感はないと思うとして、日本は平和国家として地域諸国とともにこの地域を発展させたいと考え、これを実際に全世界とアジアに示してきたと指摘し、日本の戦後の歴史をよく見れば、近隣諸国の不安を払拭できるはずだと何度も強調した。
「中国からの侵略の可能性」がある場合、日本は台湾防衛のために軍隊を派遣する用意があるかとの問いには、岸田首相は直接的な返答を避けた。
岸田首相は、侵略された場合の具体的な手順ということであれば、この場での発言は控えたいとしえ、有事の際の状況を見る必要があると述べるにとどまった。
「戦略的曖昧さ」の台湾政策を放棄 米国の政治にどんな変化が? 中国人専門家
そうした一方で岸田首相は、いかなる場合でも日本の当局は自国の憲法と法律に従って行動し、すべての行動は自国民の防衛が主目的だと強調した。
関連ニュース
岸田首相、国連総会で韓国の尹大統領と「懇談」 関係改善の重要性で一致
日韓外相、元徴用工問題の早期解決や北朝鮮への対応を協議
コメント