岸田首相は、戦後77年間、平和国家として歩んできた日本の道を見てきた人たちには、そんな不安感はないと思うとして、日本は平和国家として地域諸国とともにこの地域を発展させたいと考え、これを実際に全世界とアジアに示してきたと指摘し、日本の戦後の歴史をよく見れば、近隣諸国の不安を払拭できるはずだと何度も強調した。
「中国からの侵略の可能性」がある場合、日本は台湾防衛のために軍隊を派遣する用意があるかとの問いには、岸田首相は直接的な返答を避けた。
岸田首相は、侵略された場合の具体的な手順ということであれば、この場での発言は控えたいとしえ、有事の際の状況を見る必要があると述べるにとどまった。
そうした一方で岸田首相は、いかなる場合でも日本の当局は自国の憲法と法律に従って行動し、すべての行動は自国民の防衛が主目的だと強調した。
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