ザハロワ報道官は国営放送「ロシア1」の番組で、国連安保理の改革を要求する西側の主張に反発した。その中で次のように発言した。
「国連は正気ではない人たちの気まぐれを叶えるための金魚ではない、自らの病的な願いを叶えるために使用してはいけない。国連は合意の組織であり、国際法に則ったルールを考案する組織であり、妥協を模索し、世界の崩壊とカオスを許さないために対話をする場である」
報道官は安保理の改革について、西側の指導者たちの利益のために行うべきではないとした。
「仮にドイツが国連安保理常任理事国入りを要求するのであれば、これはどうなるのか。独立していない国、米国のサテライト国がまた増えるだけでないか。あそこには米軍基地がある。一方、その他の大陸、アフリカ、アジアは全くもって代表されていない」
先にマダガスカル外務省はスプートニク通信の取材に応じた中で、アフリカの関与を強化する形での国連安保理改革を主張した。
関連ニュース