フェイスブックはユーザーの個人情報を密かに収集している 米裁判所、訴状を受理

米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所は、メタ社(ロシアで過激派組織として認定され、活動が禁止されている)を相手取った集団訴訟の訴状を受理した。訴状によると、メタ社が所有するフェイスブック(ロシアで禁止されている)は、そのアプリに組み込まれたブラウザを介してiOSユーザーの個人情報をひそかに収集している。サイトTechCrunchが報じた。
この記事をSputnikで読む
原告側は、フェイスブックのブラウザがネットワーク上でユーザーの行動を監視していると主張しており、フェイスブックは特別なミニプログラムを使ってユーザーがクリックしたページの領域、表示されたテキスト、入力したパスワードに関する情報をメタに渡しているとしている。

訴状では「ユーザーがフェイスブックアプリのリンクをクリックすると、メタはスマートフォンのデフォルトブラウザではなく、その独自のブラウザへ自動的に誘導する 。そこでメタは多くのユーザーアクションを追跡しているが、そのことをユーザーには通知していない」と述べられている。

米国 レイオフによるコスト削減 グーグルとメタが他のIT大手の動きに追随
原告は、フェイスブックのポリシーはAppleのプライバシーポリシーや「電話盗聴法」を含む米国の一連の連邦法に違反していると考えている。なお、米国のフェイスブックユーザーなら誰でも公開訴訟に加わることができるという。
関連ニュース
韓国 グーグルとメタに計100億円の課徴金 同意なく個人情報収集
グーグル社、無関係のIT技術者に誤って3500万円超を送金
コメント