ブレント原油、1月以来初めて1バレル=87ドル割れ

世界の原油価格は4~5%まで下落を加速させ、ブレント原油は1月25日以来初めて1バレル=87ドルを割り込み、WTI原油は1月11日以来初めて1バレル=80ドルを下回った。
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日本時間22時40分時点で、ブレント原油先物11月限の価格は4.55%安の1バレル=86.34ドル。WTI原油先物11月限は5.23%安の1バレル=79.12ドル。
UBSグループAGのコモディティーアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏によると、原油価格の下落はドル高と関連している。現在、ドル指数(米国の貿易相手国6か国の通貨バスケットに対する為替レート)は、20年ぶりの高水準で取引されているという。
スタウノボ氏はまた、中央銀行の積極的な金融引き締め政策も石油価格に圧力をかけていると考えている。米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は21日、政策金利を0.75%引き上げ、3~3.25%とした。またパウエルFRB議長は、2022年末までに1.25%の追加利上げを行う可能性があると発表した。
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