治安当局、アラブ人民兵を投入か イラン抗議デモ

イランで道徳警察に拘束された女性が死亡した事件を端に発した大規模な抗議活動で、イランの治安当局がデモ隊の鎮圧のためにアラブ人民兵を投入しているとみられることが分かった。イスラエル紙「エルサレム・ポスト」が伝えている。
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「エルサレム・ポスト」によると、ここ数日間でイランのSNSでは、アラブ人民兵がイラン警察のなかに紛れている様子を捉えた写真が拡散しているという。こうした民兵はシリアやイラク、パレスチナからイランへ来た可能性があるという。
イラン全土に抗議の波が広がる 道徳警察に拘束された女性死亡で
9月13日、マフサ・アミニさん(22)が頭部を覆うヒジャブ(スカーフ)を「適切に着用していなかった」という理由で風紀犯罪を取り締まる現地の警察官に逮捕され、その3日後に死亡するという事件が起きた。
公式発表では死因は心臓病となっているが、警官がアミニさんを殴打するところが目撃されているほか、親族もアミニさんには健康問題はなかったと話しているという。この事件を受け、イランでは全国的な抗議活動が広がり、数十人規模の死者や多数のけが人が出ている。
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