聯合ニュースは、「北朝鮮は『核兵器に関する政策』を採択することで、大韓民国の存立と繁栄を脅かす。北朝鮮が核兵器の使用を試みるなら、韓米同盟と我が軍の圧倒的かつ決然とした対応に直面することになる」という尹大統領の発言を引用した。
また尹大統領は、北朝鮮の核開発計画は、核兵器の不拡散に向けた国際的な取り組みに反するものであり、北朝鮮国民にさらなる困難をもたらすだけであると繰り返したという。
この上で、尹大統領は「北朝鮮政権は、朝鮮半島の真の平和と繁栄のために、今からでも非核化の決断を下すべきだ」とした。
聯合ニュースは、北朝鮮が1日朝、短距離弾道ミサイルを2発発射したことに言及。「尹大統領の発言はこうした北朝鮮の脅威に対し、強力に対応するとの意思を表明したものと受け止められる」と指摘している。
9 月7 日、北朝鮮の最高人民会議は「核兵器に関する政策」と題する政令を採択した。11項目からなる法令には、核兵器使用の原則や条件について定められている。法令で北朝鮮は核保有国と正式に明記されたほか、核兵器の使用に関するあらゆる決定は金総書記のみが保有すると記されている。
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