声明では、欧州のエネルギー危機と燃料価格の上昇により、LHCの稼働を継続することができないと記されている。稼働停止日は、以前発表されていた期日よりも14日早い11月28日の予定。CERN によると、LHCの稼働を早期に停止させる他、夜間照明を可能な限り消灯し、暖房の設定気温を1度下げるなどの電力消費量を削減するための対策の実施も計画されている。また、CERN は2023年までにLHCの出力を20%削減する。これらの措置は、エネルギー危機を解決するためのヨーロッパにおける戦略に含まれるという。2022年春、LHCは3年間の休止期間を経て、物理学の分野での研究を行う目的で稼働を再開した。関連記事