ロシア 中国に残された化学兵器の廃棄作業を加速するよう日本に要請

ロシアは日本に対し、中国に残された化学兵器の廃棄作業を加速するよう要請した。化学兵器禁止機関(OPCW)のロシア常任代表で、アレクサンドル・シュリギン駐オランダ・ロシア大使が、OPCW理事会でこのように発言した。
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シュリギン氏はOPCW理事会で、「我々は、中国に残された化学兵器の廃棄期限を再度延長する必要があるという情報に留意している。我々は日本に対し、廃棄作業のペースを上げるように求める」と述べた。
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第二次世界大戦時、日本は化学兵器を含む弾薬200万トンを、主に中国東北部の三つの省に遺棄した。
日本と中国は1999年、日本政府が中国で遺棄したすべての兵器を自費で2007年6月までに撤去することを約束する協定を結んだ。その後、日本政府がこの期限までに撤去作業を行えないとして、延期の要請を行った。
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