米空軍 戦闘用レーザー搭載機を来年に試験飛行

米空軍特殊作戦司令部は、来年2023年に戦闘用レーザーを搭載した対地専用攻撃機AC-130J「ゴーストライダー」の試験飛行を実施する。Breaking Defenseが報じた。伝えた。
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AC-130Jが搭載するAHEL(Airborne High Energy Laser、高エナジー空中発射レーザー)を使ったデモフライトは、2023年夏から秋にかけて実施される。司令部のベッキー・ヘイズ広報担当は、テスト結果がレーザーの将来を決定すると述べ、現在、AHEL用の使用コンセプトは開発されていないことを明らかにした。
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AC-130Jは地上部隊を支援し、敵の地上部隊をピンポイントで攻撃するために設計されている。口径30ミリのGAU-23/Aカノン砲とM102榴弾砲を搭載しているほか、高精度な爆弾やミサイルを搭載が可能。

未来の戦闘アビリティ

AC-130Jゴーストライダーは現在、効果的な火力支援を提供し、広い範囲にわたってさまざまな地上目標に命中させることができる。例えば、数キロメートル以内であれば、大砲を効果的に使うことができ、ヘルファイア(ミサイル)であれば10〜11キロ先まで飛ぶ。小型爆弾SDBとSDB IIは、静止標的に対しては最大110キロ、移動標的に対しては72キロの射程距離まで攻撃ができる。
これにAHELレーザーが搭載されると、AC-130Jゴーストライダーのアビリティはさらにアップし、フルパワーではレーザーは銃器を補完するだけでなく、それに代替することもできる。様々な標的の無効化、破壊が可能。AHELの経済的なパフォーマンスも非常に重要で、レーザー武器の攻撃は砲弾より安価なため、米空軍は経済的にも戦闘的にも明らかに優位を獲得する。
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