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中国 太陽観測用衛星を打ち上げ

中国は9日、総合型太陽観測衛星「先進的宇宙太陽天文台(ASO-S)」の打ち上げに成功した。中国航天技術集団有限公司が発表している。
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「ASO-S」は、現地時間の9日午前7時43分、運搬ロケット「長征2号D」により中国北西部・甘粛省の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。衛星は、予定の軌道に乗ったという。
この観測衛星は、太陽の磁場、太陽フレア、コロナ質量放出の形成とその相関関係について研究を進める目的で設計され、地球から720キロメートル先の太陽同期軌道で運用される。また、この観測衛星の寿命は4年。
「ASO-S」は今後、太陽活動の第25周期で発生する太陽嵐に関する詳細なデータを収集する。この衛星は1日あたり最大500ギガバイトのデータを作成し、収集されたすべてのデータは、世界中で公開される予定。
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今後、研究者らがこの観測衛星が収集するデータを使うことで、太陽フレアの発生や、太陽フレアが人々に及ぼす影響について予測することができるようになるという。
これよりも前、中国では、この観測衛星の名称を決定する投票がインターネットで行われた。その投票の結果、この衛星は、中国神話に登場する「太陽を捕らえようとする巨人」の名前にちなんで「夸父(こほ)」と名付けられた。
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