知床岬周辺で骨13個発見 観光船沈没事故との関連を捜査=共同通信

北海道警斜里署は9日、知床岬周辺で骨13個が見つかったと発表した。人骨であれば、4月に知床半島の沖合で沈没した観光船「KAZU 1(カズワン)」の乗客の可能性もあるとみて、DNA型鑑定で身元を確認する。共同通信が報じた。
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共同通信の報道によると、骨は9日午後0時半ごろ、知床岬西側にある啓吉湾沿岸の洞窟内を捜索していた地元のボランティアが見つけた。北海道警斜里署によると、長いもので20センチ以上あり、ヒグマの骨の可能性もあるという。
知床観光船沈没事故 3人の遺体を乗せた船が小樽港に到着
北海道新聞によると、第1管区海上保安本部(小樽)は4日、知床岬付近で潜水士らによる集中捜索を行った。その際、行方不明者と同じ氏名がカタカナで書かれた交通系ICカードのほか、人骨とみられる骨15個が見つかった。この骨片についても、行方不明となっている乗客との関連を調べるため、DNA型鑑定を行う。
また同紙によると、これより前の9月17日、知床半島先端付近の海岸で、漁業者らが遺体や骨片を発見。第1管区海上保安本部は9月24日、この遺体について、豊田徳幸船長(当時54歳)と確認した
観光船「KAZU1」の沈没事故は4月23日に発生。今月で発生から半年を迎える。乗客・乗員19人が死亡し、現在も7人が行方不明となっている。
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