サウジアラビアが石油生産を削減の決定でロシアの特殊作戦を支援=ワシントン・ポスト

「OPECプラス」協定の一環として石油生産を削減することを決定したサウジアラビアは、ウクライナでの特殊軍事作戦でロシアを支援している。ワシントン・ポストが報じた。
この記事をSputnikで読む
同紙によれば、リヤドとペルシャ湾岸諸国の協定への参加は、エネルギー資源のコストの上昇に関心を持っているロシアにとって有利である。これは米国と欧州諸国に経済的リスクをもたらすという。また、12月に予定されているロシアの石油輸出価格の上限導入も難しくなる。
ワシントン・ポストによると、石油生産を削減はウクライナでの特殊軍事作戦の継続につながる。また同紙は、ジョー・バイデン大統領が燃料価格の上昇の中でムハンマド・ビン・サルマン皇太子に石油生産を増加するよう説得できなかったことを外交政策の失敗と呼んだ。
OPEC プラスが減産を決定した理由とその影響=専門家
ワシントン・ポストは次のように書いている。
「これ(バイデン氏の失敗)は、米国とその同盟国に複数の面で同時に打撃を与えた」
これよりも前、OPEC(石油輸出国機構)やロシアなどその他の産油国からなる「OPECプラス」は、11月から日量200万バレルの減産を実施することで合意した。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「OPECプラス」の原油減産決定はロシアの勝利などではなく、常識の勝利であると述べた。
関連ニュース
EUのロシア産原油価格の上限で世界の石油市場は打撃=ブルームバーク
トランプ氏がバイデン氏のエネルギー政策を批判、国内での原油増産を呼び掛け
コメント