11日から、1日あたり5万人としていた入国者数の上限が撤廃され、ツアー以外の個人旅行客も入国が解禁される。また、米国、韓国、英国など68の国や地域から、観光目的での短期滞在者のビザを免除する措置が再開される。
ただし、入国時にはワクチン3回目の接種証明か、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明の提示が引き続き求められる。
国内では、観光需要の喚起策として「全国旅行支援」が12月下旬まで実施される。準備などで遅れた東京都では、20日からの開始となる。
交通費と宿泊がセットの旅行商品に対し、1人1泊当たり最大8000円の割引を受けることが可能。飲食店や商店で使えるクーポンについては、平日は3000円分、休日は1000円分が付与され、1人1泊当たりの支援額は最大1万1000円となる。
岸田首相は3日の所信表明演説で、円安への対応についてインバウンド観光の復活で「訪日外国人旅行者消費額の年間5兆円達成を目指す」と表明した。
関連記事