NATO、近く「核抑止」の演習へ=ストルテンベルグ事務総長

北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は11日、NATOが「核抑止」に関する演習を行うと明らかにした。演習は以前から計画されていたものだとしている。
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ストルテンベルグ事務総長は次のように述べている。

「この演習はかなり前から、ウクライナ紛争が始まる前から計画されていたものだ。これは通常の演習で、我々の核抑止が安全で、信頼できる、効率的なものであるということを確認するためのものだ。もし、今ここで以前から計画されていた演習を突然中止すれば、それこそ誤ったメッセージを送ることになるだろう」

また、ストルテンベルク事務総長は「ロシアが核兵器を使用する兆候はない」としたものの、「警戒は維持する」とも述べている。
核のレトリック:虚偽報道?それともハルマゲドンは現実なのか?
9月21日、プーチン大統領はロシア国民にむけて演説を行ったなかで、西側諸国は反ロシア政策のあらゆる限界を超え、ロシアに対して常時脅威を与えていると指摘し、ロシアの領土一体性と国民を守るために持っているすべての手段を使うと強調した。
核抑止についてのロシア連邦の国家政策の基礎についての大統領令には、その使用の条件について明確な記載がある。
大統領令には、ロシア領域またはロシアの同盟国を攻撃する弾道ミサイルが発射された、核兵器または別の大量破壊兵器がロシアおよびロシアの連合国の領域に対して使用された、重要性が極めて高く、それが機能停止した場合、核兵器の報復が不可能となる国家施設または軍事施設を敵が攻撃した、通常兵器を用いて、ロシアに対して国家の存在自体が脅かされるような攻撃が行われたという信憑性の高い情報が入った場合ロシアは核兵器の使用権を維持すると明記されている。
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