IMF、世界の成長率を下方修正 インフレは年末にピークに

国際通貨基金(IMF)は11日、世界の経済成長率の見通しを発表した。世界全体では2022年は3.2パーセントと前回7月の発表と変わらず、23年は2.7パーセントと前回より0.2ポイント下方修正した。また、世界のインフレ予想は8.8パーセントと前回より0.5ポイント上方修正した。
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「世界のインフレのピークは22年末に訪れる。だが、高インフレの水準が当初予想されていたよりも長く続くことになる。24年には4.1パーセントにまで下がるとみられる」

IMFの公表した予想によると、21年に4.7パーセントだった世界のインフレ率は、今年8.8パーセントにまで上昇。23年は6.5パーセント、24年に4.1パーセントになるという。7月の予想では22年は8.8パーセント、23年は5.7パーセントとなっていたため、インフレの影響が長く続くと評価を見直した格好となる。
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また、世界の経済成長率は22年が3.2パーセント(前回7月予想からの増減率:±0ポイント)、23年は2.7パーセント(-0.2ポイント)となっている。
国別でみると、日本は22年が1.7パーセント(±0ポイント)、23年が1.6パーセント(-0.1ポイント)。高インフレと賃金上昇の遅れで消費者の購買力が伸び悩むことが影響するという。
ロシアは22年に-3.4パーセント、23年に-2.3パーセント。7月時点では、22年に-6パーセント、23年に-3.5パーセントの経済成長が予測されてたが、それぞれ2.6ポイント、1.2ポイント上方修正された。
ウクライナの22年の経済成長率は-35パーセントで、消費者物価指数は20.6パーセント上昇するとしている。
そのほか、米国が22年:1.6パーセント(-0.7ポイント)、23年:1.0パーセント(±0ポイント)、ユーロ圏が22年:3.1パーセント(+0.5ポイント)、23年:0.5パーセント(-0.7ポイント)、中国が22年:3.2パーセント(-0.1ポイント)、23年:4.4パーセント(-0.2ポイント)などとなっている。
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