「欧州がエネルギー資源不足で困窮し、自分のほうから頼んで来れば、我々も交渉には応じよう。だが過去数年の経験から言うと、欧州は米国の子分で自分で決定する力がない。だからイランは自国のエネルギー資源の輸出という面では欧州を当てにしていない。欧州は自国のエネルギー安全保障をいかに保証するか、自分の頭で考えたらいい」
アフマド・アサド・ザデ次官は西側諸国はグリーンエネルギーを積極的に推進する一方で、「自暴自棄になって」環境を汚染する資源をより多く使わざるを得ない行動をとっていると強調している。
アフマド・アサド・ザデ次官は、G7はエネルギー価格の上限を設定することで自分たちのエネルギー安全保障を損ねているとして、次のように語っている。
「今の欧州は米国の政策に盲目的に従い、自から自国に対して損害をもたらした。欧州が一方的に着手した行動は、特に制裁だが、これはエネルギーの安全保障状況を深刻化させるだけだ。我々は40年間、米国の制裁下にある。この制裁は我々には利益になった。私が思うにロシアに対して発動されたアプローチもロシアには利益となる」
G7の閣僚らは9月初旬、ロシア産原油へ価格制限を行う構えを表していた。
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