防衛省によると、14日午前1時47分ごろ、北朝鮮の首都・平壌近郊から弾道ミサイルが少なくとも1発、東の方向に発射された。
浜田防衛大臣は「9月末からの短期間で8回目で挑発を執ようかつ一方的にエスカレートさせている。一連の北朝鮮の行動はわが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものであり断じて容認できない」と述べ、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮側に抗議したことを明らかにした。
一方、北朝鮮の発射の意図については「断定的に答えるのは困難だが、北朝鮮はアメリカの脅威に対抗して体制を維持するため独自の核抑止力が必要だと主張しており、そうした観点から核兵器の運搬手段である弾道ミサイルの開発や運用能力の向上に注力していると考えられる」と述べた。
北朝鮮は朝鮮中央通信を通じて14日午前2時すぎに声明を発表し、韓国軍が13日に南東部江原道の前線地域で10時間にわたり砲射撃を強行したことへの軍事行動措置を講じたと指摘し、対抗措置として弾道ミサイルを発射したことを示唆した。
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