ワイデル党首は現地ラジオDeutschlandfunkの取材に応じた中で、「ドイツには現在、経済戦争が仕掛けられている」と表明した。この際、誰がドイツに戦争を仕掛けているかについては明確にしなかった。
ワイデル氏はこの経済戦争でドイツが敗者となる可能性を強調した。この関連でAfDはノルドストリーム2によるガスの供給再開、及びウクライナ情勢でロシアを含めた平和条約交渉を進める必要性を主張した。
ウクライナ領の一部がロシアに編入された住民投票についてはドイツが検討すべき問題ではないと指摘した。
「我々が見るべきは自国であり、ここで何が起こっているかだ。そして我々は自国企業の死を防がなくてはならない」
欧州はエネルギー燃料の追加供給を必要としているものの、その政治家らは自らの過ちを認めず、ロシア産天然ガスの輸入を控えていると評価した。ロシアは欧州に対し、「ヤマル・ヨーロッパ」、ウクライナ・ガス輸送システム、「ノルド・ストリーム2」を提供しているものの、これらのパイプラインは完全には運用されていない。
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