今年3月21日、ロシアは平和条約交渉を継続しない旨を発表。松野氏は、こうした措置はウクライナ紛争に起因して発生している事態の「すべての責任を日本側に転嫁するもの」とし、日本政府として「断じて受け入れられない」と強調した。
2018年、ロシアのプーチン大統領と日本の安倍元首相は、平和条約締結を見込んだソ日共同宣言を基本に交渉を加速化することで合意した。ソ日共同宣言は両国間の戦争状態の終結、さらに日本の管理下への移行は平和条約締結後にはじめて行われるという条件の下、シコタン島(日本では「色丹」表記)およびハボマイ(同「歯舞」)群島の日本への譲渡を定めている。
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