中国のアパレルブランド 日本軍服風のコレクション発表で謝罪

第二次世界大戦時の日本軍の軍服を模した新コレクションを発表し、中国のSNS上で批判が相次いでいた中国のスポーツウェアブランド「李寧(Li-Ning)」は19日に謝罪を発表した。9月23日に発売されたこのコレクションは、その数週間後にネットユーザーから否定的な注目を浴びただけだったという。
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同社は今回、カーキ色のジャケットやパーカー、ミリタリーテイストの帽子などのコレクションを発表した。その直後、中国のSNS上で、このコレクションが第二次世界大戦中の日本軍の軍服を模倣しているという論争が巻き起こった。
李寧は、「当社は、当社の新コレクション『夢への道』について、ネット上でなされている議論に注意を向けています。このたびは、デザインおよびスタイルの件で混乱、困惑された皆様に心よりお詫び申し上げます」とWeibo(微博)の公式アカウントに投稿している。
同社は、コレクション『夢への道』のメインテーマは飛行であり、デザイナーは制作にあたり、飛行士のユニフォームからインスピレーションを受け、このコレクションは空を探検する人々の夢を表していると説明している。また同社によると、「最も話題を集めたかぶり物は、古代中国の兜やヘルメットのデザインをモチーフにしたもの」だという。
同社は、「李寧は、消費者に受け入れてもらえる製品を作るために、あらゆる意見に耳を傾けていくつもりです」との声明を発表している。
中国ではこれまでにも、日本の有名ブランドに酷似した商品やロゴを使用しているとされる雑貨チェーン「名創優品(MINISO)」が、「日本スタイル」を売りにしたマーケティング戦略を「誤りだった」として謝罪した。
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