新しい原子炉は、高純度低濃縮ウラン(HALEU)を必要とする。HALEUは、ウラン235の濃縮度が最大20%のもの。HALEUを製造しているのは、ロシア国営原子力企業「ロシアトム」傘下の「テクスナベクスポルト(TENEX)」のみ。
欧米の企業は、HALEUを商業規模で製造することを計画しているが、それには決定が下されてから少なくとも5年はかかる。また米国は高濃縮ウランを希釈することで問題を解決することも試みているが、これも時間を要する。
消息筋によると、米国政府は同国が保有する高濃縮ウラン585.6トンのうちどれだけの量をこれらの原子炉に割り当てるべきかを評価する最終段階にある。
なお、2014年3月現在、日本はカナダ、英国、南アフリカ、オーストラリア、フランス、米国などとウランの購入契約を結んでいた。
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