日本への原爆投下に対して米国に公正な判決を下していたら、世界は「核の病」から救われていただろう=露対外情報庁長官

ロシア対外情報庁(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官は、大きな核の問題をめぐり、歴史の教訓をすべて思い出し、学ぶ必要があるとの考えを示し、「それらはキューバ危機よりも前に始まった」と述べた。ナルイシキン氏は、広島と長崎への原爆投下に対して人類が1945年に米国に公正な判決を下していたならば、世界は信頼できる「核の病気に対するワクチン接種」を受けていただろうと語った。
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ナルイシキン氏は「大きな核の問題について論じると、もちろん、すべての教訓を思い出して学ぶ必要がある。なお、それらはキューバ危機よりも前に始まった。核兵器が民間人に対して初めて使用された1945年8月の出来事に皆さんの注意を促したい。これは米国によって行われ、しかも2回行われた。広島の破壊は、米国の政治および軍事指導部にとって不十分であるように思われた。彼らは日本のもう一つの都市、長崎を破壊した。これは戦争犯罪であり、人道に対する罪は罰せられなかったと言わざるを得ない」と述べた。
ナルイシキン氏はまた、人類が当時、米国の政治および軍事指導部に対して公正な判決を下していたならば、世界は非常に信頼できる「核の病気に対するワクチン接種」を受けていただろうと述べた。
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また同氏は、ロシアは核兵器使用の可能性に関する西側のレトリックを非常に懸念していると強調した。ナルイシキン氏は、それは許しがたいことだとし、また世界はウクライナの核兵器保有を許容してはならないと指摘した。
ナルイシキン氏は「現キエフ政権が核兵器の保有を願って求めていることを人類は目にした... ゼレンスキー大統領がミュンヘン安全保障会議で演説した日から。当時すでに核兵器を保有するという同氏の野望は明らかだった。世界はこれを許してはならない」と述べた。
なおナルイシキン氏は、ロシア自体には核兵器の使用に関するレトリックはないと強調した。同氏は、これに関する質問に対し、「ない。まったく(ない)」と答えた。
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