米オハイオ州立大学の研究チームは今回、繁殖前のオスとメスのマウスに高脂肪食を与えた上で、定期的に運動をさせた。また、研究者らは、この運動が子孫に与える影響を調べるためにオスとメスの肝臓、血清、骨格筋の代謝物も分析した。
その結果、このオスとメスの子どもたちは、成人時の糖代謝が良好であることが分かった。また、子どもたちの体内組織の代謝物が脂肪酸の酸化の促進に寄与し、代謝の面で良い影響を受けていることも判明した。
研究チームは、今回得られたデータをさらに掘り下げることで、代謝性疾患を治療するための新薬の開発に役立つ可能性があると指摘している。
これよりも前、スプートニクは、ビールが腸内細菌叢(腸内フローラ)に有益な影響を与え、腸の病気の発症リスクを低減することを明らかにしたポルトガルの研究について報じた。
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