米国は中国との対決路線を展開 報復に備える必要=元米国防長官補

米国は、平和構築の機会をないがしろにしながら、新たな国防戦略で中国に対する対決路線を展開しており、その報復に向けて備えなければならない。米国のチャス・フリーマン元国防長官補がスプートニク通信に語った。
この記事をSputnikで読む
米国防総省は27日に発表した「国防戦略」で、中国に対し、既存の世界秩序の再構築を目指し、その能力が高まっている米国の唯一の競争相手と位置付けた。
「この戦略は、米国の対中経済・技術戦争宣言を確認し、補完するものである。中国は反応するだろう。どんな反応をするか、興味深い」とフリーマン氏は話した。
中国による台湾の現状見直しは全世界の懸念を呼ぶもの=米国務長官
フリーマン氏は、この防衛戦略において、世界的支配の維持を目的とした米国の長期的政策のもう一つの姿を見ている。
フリーマン氏によれば、新たな国防戦略は、世界、特にインド太平洋地域の緊張緩和のために、軍事的対立の脅威に重点をおきすぎている。
「この戦略は、抑止力と軍事的対立を同一視するものだ。平和への展望を促進するものではない」とフリーマン氏は述べた。
関連ニュース
米議員ら、ファーウェイのロビイストから寄附金を授受しつつ、企業を批判=米誌
台湾をめぐる対立、年内にエスカレートする可能性=米海軍作戦部長
コメント