シェレメト氏は「穀物合意失敗の背後には、キエフ政権とそのキュレーターである米国と英国がいる。黒海の穀物輸出ルートの安全を確保していた黒海艦隊の艦船に対するセバストポリ湾での攻撃は、計画された挑発行為だった」と述べた。
シェレメト氏によると、ウクライナから輸出された穀物の大部分は、まさに欧州連合(EU)加盟国へ送られた。
シェレメト氏は「EU加盟国をさらなる危機に陥れるために、合意の失敗は米国と英国にとって都合がいい。最初にガスパイプライン『ノルドストリーム』の爆破を組織して起こしたエネルギー(危機)、そして今度は食料(危機)だ」
なおシェレメト氏は、生き残るために実際に供給を必要としている貧困国にロシアは自国の穀物と肥料を提供する用意があると強調した。
ロシアは29日、「穀物合意」への参加を停止した。